【2月1日 AFP】イランの動物園で1月30日、おりを抜け出した雌のライオンに飼育員が襲われ死亡した。雌ライオンはつがいの雄ライオンと共に脱走したが、いずれも捕獲された。同国メディアが31日報じた。

 事故が起きたのは、首都テヘランの南西約200キロに位置するマルカジ(Markazi)州アラク(Arak)の動物園。職員は国営イラン放送(IRIB)に対し、「数年前から飼育している雌ライオンがおりの扉を開けて脱出し、ちょうど餌を運んできた40歳の飼育員を襲った」と説明した。

 国営イラン通信(IRNA)は同州のアミル・ハディ(Amir Hadi)知事の話として、動物園は即座に治安当局の管理下に置かれ、2頭とも生きたまま捕獲されたと伝えた。(c)AFP