【2月5日 AFP】西アフリカ・リベリアの大西洋沿岸の島々には、1970年代の動物実験で使われ、置き去りにされたチンパンジーが、今も数多く生息している。

 動物実験が行われていたのは、1974年に米ニューヨーク血液センター(New York Blood Center)が設置した研究施設。400匹を超えるチンパンジーが、B型肝炎など感染症の実験に使われた。

 1990年代後半から2000年代初頭の第2次リベリア内戦の最中、研究所は閉鎖。島には食料や飲み水が不足しているため、ボランティアらがチンパンジーに餌やりをしている。(c)AFP