【1月28日 AFP】ウクライナの親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」の指導者、デニス・プシーリン(Denis Pushilin)氏は27日、ロシアに対し、欧米の支援を受ける政府軍から自衛するための近代兵器の供給を要請した。

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 プシーリン氏は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権寄りで知られるロシア人テレビ司会者ウラジーミル・ソロビエフ(Vladimir Solovyov)氏とのオンラインインタビューで、トルコ製無人攻撃機「バイラクタル(Bayraktar)」への対策が最優先課題だと述べた。

 ソロビエフ氏が、ロシアは旧式兵器ではなく次世代兵器を供給可能だと述べると、プシーリン氏は「そうした兵器について話し合う必要がある」と述べた。

 プシーリン氏はまた、ウクライナ政府側が攻勢に出るべく準備を進め、弾薬や燃料を備蓄していると非難した。

 ロシアの与党「統一ロシア(United Russia)」の幹部、ウラジーミル・バシリエフ(Vladimir Vasilyev)氏は27日、政権指導部にウクライナの親ロ派武装勢力への武器供給を求めていると明らかにしていた。(c)AFP