【1月27日 CGTN Japanese】アフガニスタンの首都カブール市内で現地時間26日、中国とパキスタンが提供した人道支援物資が市民に配られました。

 アフガニスタン暫定政府は26日、カブール市内の困窮する家庭1000世帯を対象に、中国とパキスタンが提供した食糧や衣類などの人道支援物資を配布しました。前日の25日は、アフガニスタン暫定政府代表団と西側諸国の代表がノルウェーのオスロで行ってきた協議の最終日でした。アフガニスタン暫定政府の代表の一人は、「今回の協議での合意達成を望んでいる。アフガニスタン国民に希望をもたらすからだ」と述べました。

 毛布と米を受け取ったカブール市民のロナさんは「中国とパキスタンがアフガニスタン人を支援してくれたことに感謝します。温かさを感じられる支援です」と述べ、さらに「カブールの物価が正常に戻り、暫定政府が若者により多くの雇用機会を提供し、子どもが学校に戻れるよう望んでいます」と語りました。

 アフガニスタン暫定政府で難民事業を担当するアルサラ・ハロティ氏は支援物資の配布式で、中国とパキスタンに謝意を示したうえで、「これらの物資が、飢えや寒さなど現実の問題に直面している家庭を助けられるよう希望する。国際社会も中国と同様に、アフガニスタンに支援を提供してほしい」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News