【1月30日 CGTN Japanese】中国では、電気自動車など新エネルギー車と呼ばれる自動車が一般家庭に普及するにつれ、関連産業チェーンの上流と下流に好況がもたらされました。最下流に位置するリサイクル市場も活性化しつつあります。

 インターネット金融データサービスを手掛ける会社「同花順」や、インターネット財経メディア「東方財富」などは昨年末に、動力用電池回収セクターおよび関連指数を相次いで発表しました。「寧徳時代」「国軒高科」「億緯リチウムエネルギー」といった国内の新エネルギー企業だけでなく、テスラ、サムスン、LGエネルギーといった海外の新エネルギー業界の大手も提携や買収合併、または自ら進出するなどで、動力用電池回収の分野に積極的に乗り出しているとのことです。

 最近発表された2022年の計画によりますと、中国はリサイクルに関する各段階での監督管理の要求を細分化し、リサイクル管理の連動メカニズムの構築を研究していきます。証券会社「華宝証券」は「動力用電池は間もなく『退役期』を迎える。バッテリー材料のリサイクルの市場規模は2030年までに1000億元(約1兆8000億円)を超えるだろう」との予測を示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News