【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は25日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-2、6-0のストレートで第21シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)に快勝。自身初の大会制覇へ向けた歩みを加速させる中、コート上で「問題を解く」過程を楽しんだと話した。

 世界ランキング1位のバーティは集中したプレーでペグラを63分で退け、力強く自身2回目の全豪オープン4強入りを果たした。準決勝では、ノーシードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)と29日の決勝進出を懸けて対戦する。

 キーズは6-3、6-2で全仏オープンテニス(French Open 2021)女王の第4シード、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を退け、四大大会(グランドスラム)通算5回目、全豪では2015年以来となるベスト4に入った。しかし次は、女子では1978年のクリス・オニール(Chris O'Neill)氏以来となる地元選手による全豪制覇を目指すバーティが相手で、かなり厳しい戦いになるとみられる。

 バーティはテニス界随一の戦略家として知られ、厳しい場面で適切なプレーを選べる能力が大きな武器になっている。

 バーティは「正直に言えば、コートで問題を解くことを楽しんでいる。対戦相手は全員が別の選手で、それぞれ違った難しさがあるから、こちらも自分の中の別の引き出しを使わないといけない」と話し、「自分はそれがすごく得意だと思っているし、うまく実行できている」と続けた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)女王のバーティは、ここまで1セットも落としておらず、今大会の5試合で相手にまだ17ゲームしか与えていない。4回戦のアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)戦の第2セット途中にブレークされるまで、63ゲーム連続でサービスゲームをキープするほどの圧倒的なプレーを続けている。(c)AFP