【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は25日、女子シングルス準々決勝が行われ、ノーシードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)は6-3、6-2で第4シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に番狂わせを演じ、7年ぶり大会通算2度目のベスト4入りを決めた。

 現在世界ランキング51位につけるキーズは、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)の焼けつくような高温に苦戦したクレイチコバを圧倒した。決勝進出を懸けた次戦は、第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)と第21シードの同胞ジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula)の勝者と対戦する。

 この勝利に「大きな意味がある」と話すキーズは、昨年は厳しい成績に終わったと振り返り、「チームと一緒に全力を尽くし、とにかくオフシーズンにリセットしてフレッシュに新シーズンをスタートできるように専念した。本当にゼロからスタートしているし、昨年のことは気にしていない」と語った。

「ここまでは上出来。自分のことが本当に誇らしい」

 キーズは2015年のメルボルンパーク(Melbourne Park)でベスト4入りの好成績を収めた後、翌年には世界トップ10に躍進。2017年には全米オープン(US Open Tennis Championships 2017)でファイナリストとなり、2018年の全仏オープンテニス(French Open 2018)でも4強入りを果たした。

 2021年シーズンは成績不振に陥って合計11試合しか勝てなかったが、今年は前哨戦のアデレード国際2(Adelaide International 2 2022)で優勝するなどしており、1か月足らずで昨年の勝ち星に並んでいる。

 今季のサービスエース本数で現在トップに立つキーズは、今大会の初戦で2020年大会覇者のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を破り、4回戦でも第8シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を撃破するなど、復活ののろしを上げている。(c)AFP