【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は23日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-4、6-3でアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)に快勝し、8強入りした。自身初の全豪オープンのタイトルに近づく中で、好調バーティは、対戦相手を「やりづらくする」ことを意識したいと話した。

 ノーシードのアニシモバは3回戦で前回王者の大坂なおみ(Naomi Osaka)を破り、大物選手を撃破して勝ち上がってきていたが、バーティは冷徹にその勢いを止めた。女子シングルスでは44年ぶりとなる地元選手の全豪オープン制覇に向け、準々決勝では第21シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)と対戦する。

 テニス界屈指の戦略家であるバーティは、試合に向かう心構えについて「どの選手にも共通する部分はあるけれど、それぞれ特有の好きなプレースタイルというのも確かにある」とした上で、「私はできる限り自分のプレーをそれに適応させて、相手を気持ちよくプレーさせないようにする。次の試合でもそれは変わらない」と話した。

「私の仕事は、相手を気持ちよくプレーさせないこと。それを実行し、楽しみつつ、相手をやりづらくさせたい」

 昨年は9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)限りでシーズンを打ち切ったバーティは、今季は開幕から圧倒的な強さを見せている。復帰戦のアデレード国際1(Adelaide International 1 2022)でタイトルを獲得し、全豪オープンではさらに調子を上げている。(c)AFP