【1月22日 AFP】女子テニスのアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)は、昨年アスリートのメンタルヘルスとの闘いに注目を集めた大坂なおみ(Naomi Osaka)の大ファンであると明かし、自身も共感できる問題だと話した。

 21日に行われた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)の女子シングルス3回戦で、大坂を撃破した20歳のアニシモバは、2019年の全仏オープン(French Open 2019)で17歳にしてベスト4入りを果たし、一気に強豪選手の仲間入りを果たすかと思われた。

 しかし、未来の見通しは明るいとみられていた矢先に父親が亡くなり、精神的に打ちのめされた。2019年に最高21位まで上がった世界ランキングも昨季終了時には78位まで後退した。

「つらい年月」を経験したというアニシモバは、大坂が自身のプライベートな問題を告白したことにより、新鮮な空気が吹き込まれたと話した。

 昨年うつとの闘いを公表するなどした大坂について、「すごく刺激」になっていて「信頼できる」とアニシモバ。「とにかく素晴らしくて、ツアーにとって新鮮な存在だと思う。それにとても面白くて優しい」と称賛した。(c)AFP