【1月23日 AFP】北京冬季五輪開幕まで2週間を切る中、中国・北京市当局は23日、新型コロナウイルス感染者が6人確認された市南部・豊台(Fengtai)区の住民200万人全員を対象に検査を開始したと発表した。

 豊台区では6人の集団感染が発生。北京市内でこの1週間に確認された感染者は34人となった。

 中国では小規模な集団感染が各地で相次いでおり、政府が掲げる厳格な「ゼロコロナ」戦略は正念場を迎えている。

 五輪開幕を来月4日に控え、各国代表チームの関係者、報道関係者、一部の選手はすでに北京入りしている。大会はコロナ対策として厳格に隔離された「バブル」方式で開催される。バブルに入る人数は数千人に上り、バブルの総延長は約200キロに及ぶ。(c)AFP