【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は23日、女子シングルス4回戦が行われ、マディソン・キーズ(Madison Keys、米国)が6-3、6-1で大会第8シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を撃破。今季とりわけ好調な選手同士の一戦を制し、自身3回目の8強に入った。

 ノーシードのキーズは、2021年は忘れてしまいたいシーズンを送ったが、今季はオーストラリアで調子を取り戻しており、この日はうだるような暑さのロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で快勝を収めた。

 キーズは準々決勝で、全仏オープン(French Open 2021)女王のバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)と対戦する。第4シードのクレイチコバは、全豪オープン優勝2回を誇る第24シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を退けて勝ち上がった。

 キーズは「本当に信じられない」と喜び、「チャンスが来たらしっかりものにしなくてはならないと思っていた。少しでも隙を見せたらやられてしまうから」とコメントした。

 この試合は女子ツアー屈指の強打の持ち主で、シーズン序盤に好調を維持している二人の対戦だった。

 キーズは前週末のアデレード国際2(Adelaide International 2 2022)を制し、対するバドサもクレイチコバを破ってシドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)で優勝していた。しかしこの日は、2020年大会女王のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を1回戦で撃破しているキーズが圧倒した。(c)AFP