【1月23日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは22日、第23節の試合が行われ、ブレントフォード(Brentford FC)対ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)の一戦は、前半にスタジアム上空をドローンが飛行したため約20分間中断された。試合はウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)が2-1で勝利した。

 0-0で迎えた31分、ヒースロー空港(Heathrow Airport)近くにあるブレントフォード・コミュニティー・スタジアム(Brentford Community Stadium)上空にドローンが現れた。

 ピーター・バンクス(Peter Bankes)主審とマーティン・アトキンソン(Martin Atkinson)第4審は、プレミアリーグの規則に従って、選手にピッチから出るよう指示。スタジアムアナウンサーは、「非公式ドローン」のため試合が中断したと発表した。

 するとウルブスの主将コナー・コーディ(Conor Coady)はバンクス主審に「何が起きているんだ?」と問いただすなど、両チームの選手は困惑した様子だった。

 最終的に両チームは午後3時50分に再び姿を現し、軽いウオームアップを行ってから試合は再開され、アディショナルタイム19分が示された。

 この出来事の前にブレントフォードのマティアス・イェンセン(Mathias Jensen)とリコ・ヘンリー(Rico Henry)がチームメート同士で頭部を接触し、両者共に流血したため、試合はすでに6分間中断していた。

 結局ハーフタイムが訪れた頃には、キックオフから71分が経過していた。(c)AFP