【1月22日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2022)は21日、エストニア・タリンでアイスダンス・フリーダンス(FD)が行われ、村元哉中(Kana Muramoto)/高橋大輔(Daisuke Takahashi)組がFD109.48点、合計181.91点を記録し、同種目で日本勢初の銀メダルを獲得した。

 全日本選手権(Japan Figure Skating Championships 2021)でも2位となり、北京冬季五輪出場を逃していた35歳の高橋は、今季は「シルバーコレクター」のようになっていると悔しさをにじませつつ、「日本ではカップル競技がメジャーじゃない。結果を出すことで注目してもらえる」と語った。

「僕たちが組んでから、新型コロナウイルス下のシーズンになってしまい、試合もほとんどできていなかった。(中略)うまくいかないこともあったが、その中でこういった結果を残せるのは一つ自信につながる」と話し、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2022)へ向けて意欲を見せた。

 リズムダンス(RD)で首位につけていた米国のキャロライン・グリーン(Caroline Green)/マイケル・パーソンズ(Michael Parsons)組がFDトップの119.97点、合計200.59点で金メダルに輝いた。同じく米国のクリスティーナ・カレイラ(Christina Carreira)/アンソニー・ポノマレンコ(Anthony Ponomarenko)組が合計175.67点で銅メダルだった。

「(高橋が男子シングルで銅メダルを獲得した)2010年の五輪で初めてフィギュアスケートを見て、とりこになった」というポノマレンコは「(高橋と)一緒に表彰台に上ることができたのは、とても光栄」と喜び、パーソンズも「彼(高橋)はレジェンド。他に言いようがない」とたたえた。(c)AFP