【1月21日 AFP】フランスのジャン・カステックス(Jean Castex)首相は20日、新型コロナウイルス対策の規制を来月2日から段階的に解除すると発表した。変異株「オミクロン株」による感染の波が収束しつつある「心強い兆候」があるとしている。

 フランスでは18日、1日の新規感染者数が過去最多の46万4769人を記録。しかしカステックス氏は、レストランや映画館などの公共施設の利用時に「ワクチンパス(接種証明書)」の提示を義務付ける制度が24日に導入されることで、先月から課されていた厳しい規制を緩和できると説明。同日には12〜17歳の子どもも追加接種の対象になるとした。

 緩和の第1段階として、コンサートやスポーツの試合などのイベント会場の収容人数に設けている屋内2000人、屋外5000人の上限を、来月2日に撤廃する。在宅勤務や、屋外でのマスク着用の義務もなくなる。

 来月16日からの第2段階では、先月から閉鎖されているナイトクラブの営業を再開。コンサートやスポーツ行事、バーでは立ち席の提供が認められる。スタジアムや映画館、公共交通機関での飲食も可能になる。(c)AFP/Joseph Schmid