【1月21日 AFP】リベリアの首都モンロビア近郊で19日、宗教集会の会場に強盗団が現れたことで、パニックになった人々が折り重なって倒れ、子ども11人と妊婦1人を含む少なくとも29人が死亡した。警察が20日、明らかにした。

 警察関係者がAFPに語ったところによると、19日午後9時ごろ、モンロビア郊外の貧困地域ニュークルタウン(New Kru Town)で行われていたキリスト教の礼拝集会で、少年グループが集会から出てくる礼拝者の所持品を奪おうとしたため、逃げようとした人々で現場は混乱に陥った。

 政府によると、子ども7人を含む15人が病院に搬送された。警察は、重体となっている人もいるため、死者数は増える可能性があるとしている。大統領府は、ジョージ・ウェア(George Weah)大統領が3日間の国喪を宣言するとともに、調査を指示したと発表した。(c)AFP/Zoom Dosso