【1月20日 AFP】(更新)フランス国民議会(下院)は20日、中国が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で少数民族ウイグルに対する「ジェノサイド(集団殺害)」を行っているとして、これを非難する決議を採択した。

 決議案は、野党・社会党(PS)が提出。与党・共和国前進(REM)も支持し、北京冬季五輪の開幕を目前に控える中、ほぼ全会一致で可決された。

 下院はこの決議で「中国によるウイグルに対する暴力行為は、人道に対する罪およびジェノサイドに相当すると正式に認定する」と表明。さらに、中国当局の行為を阻止するため「国際社会の中で、また対中外交政策において必要な措置」を講じていくよう、仏政府に要請している。

 中国は新疆ウイグル自治区でのジェノサイドを否定。同自治区内の状況について外国で証言するウイグルの人々はうそつきだと非難している。(c)AFP