【1月20日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)で4度の優勝を誇り、前回女王として全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に出場している大坂なおみ(Naomi Osaka)は19日、今大会では男子シングルスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)から刺激を受けていると明かした。

 個人的な問題に悩まされた難しい2021年が終わり、今年はよりリラックスすると明言している大坂は、オフの日もテニスを見てくつろいでいると述べた。

 そんな大坂は18日、ジョン・ケイン・アリーナ(John Cain Arena)の熱狂的なファンの前でキリオスがリアム・ブローディ(Liam Broady、英国)をストレートで破る試合を見たという。

 女子シングルスで3回戦に進出した大坂は、「昨夜はキリオスの試合を見た。ジョン・ケインでのキリオスのナイトマッチを見ないなんて、そんなの全豪オープンじゃないというのが正直な気持ち」とコメントした。

「彼のサーブは素晴らしかったと思う。私のサーブの成功率は彼ほど良いものじゃないと思うけれど、復帰した彼が観客を沸かせているのを見られてとても良かった」

 この話題に熱が入った元世界1位の大坂は、18歳ながら男子シングルスで第31シードとなっているカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)についても言及した。

「アルカラスのプレーを見るのがすごく好き」と語った大坂は、「彼はとても良い。私と彼のフォアハンドを交換できたらいいのに」と続けた。

 過度なプレッシャーを理由に、昨年は全仏オープン(French Open 2021)を途中棄権し、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を欠場した大坂は、自身のプレーを見るのが好きだとツイッター(Twitter)に投稿していたベテランのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に対しても温かい言葉をかけた。

 激闘となった18日の試合で、全豪オープンで5年ぶりの勝利を挙げたマレーについて「間違いなく大きな意味がある。私にとってはすごくすてきな瞬間だった」と大坂は述べた。

「本当にうそみたい。彼と3年前に一度ボールを打ったのはとても大切な思い出」 (c)AFP