【1月19日 AFP】サッカーのアフリカネーションズカップ(2021 The Africa Cup of Nations)は18日、グループステージ第3節の試合が各地で行われ、グループBのジンバブエ対ギニア戦では、ルワンダ人のサリマ・ムカンサンガ(Salima Mukansanga)主審が同大会を裁いた初の女性審判となった。

 アフリカサッカー連盟(CAF)は17日、2人の女性副審と共に、ムカンサンガ主審がこの一戦を担当すると発表文の中で記していたが、実際に副審を務めたのは男性だった。なぜ副審が変更になったのか、CAFは説明していない。

 1957年の発足から過去32大会、男性だけが笛を吹いてきた同大会において、ムカンサンガ主審は新たな歴史をつくった。同氏はまた、ギニアが1-0でマラウイを下した10日の試合では第4審を担当していた。

 CAFの審判部門で責任者を務めるエディー・マイエ(Eddy Maillet)氏は「今の地位にたどり着くまでに、彼女は必死に努力しなければならなかった。サリマのことをとても誇りに思う」とコメントした。

「このレベルに達するまでに、彼女が女性として大きな障害を克服しなければならなかったことを知っている。彼女は多くの称賛を受けるに値する」 (c)AFP