【1月18日 AFP】サッカーアフリカネーションズカップ(2021 The Africa Cup of Nations)に出場しているガボン代表のパトリス・ヌブー(Patrice Neveu)監督は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの復調に向け、FWピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)に所属先のイングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)へ戻る許可を与えたと明かした。

 ガボンでは、フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)でプレーするMFマリオ・レミナ(Mario Lemina)もクラブに戻ることになった。ガボンはこれまでコモロ、ガーナと戦ったが、両選手は2試合とも欠場していた。

 開催国であるカメルーンの首都ヤウンデで行われた記者会見でヌブー監督は「ピエール・エメリクとマリオが直面している医療的な問題を考慮し、医師や連盟の会長、選手と合意した上で、治療を受けられるように彼らを所属先のクラブに帰すという賢明な判断を下した」とコメントした。

 オーバメヤンとレミナが検査で陽性反応を示したというニュースは、グループステージ初戦を4日後に控えた6日に報じられた。

 両選手は、ガーナと1-1で引き分けた14日のグループステージ第2節を前に陰性が確認されたが、感染症の残留物が検出されたためその試合もメンバー外となっていた。

 ヌブー監督は、オーバメヤンが感染後に心臓周辺に炎症が起きたのではないかという懸念を否定したが、ガボンサッカー連盟(FEGAFOOT)は発表文の中で、両選手はクラブに戻って「詳細な検査を受ける」と述べた。(c)AFP