【1月17日 AFP】西アフリカ・マリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)元大統領が16日、首都バマコで死去した。76歳。家族が明らかにした。

 ケイタ氏は、2013年からクーデターで失脚する20年まで大統領を務めた。

 暫定政権は声明で、ケイタ氏が残した「輝かしい記憶」をたたえた。同氏は「長期の闘病生活」の末、死去したとしている。

 マリでは12年以降、イスラム過激派が活動を続けており、ケイタ氏は大統領在任中、その問題に直面した。

 20年8月18日、クーデターでケイタ氏が失脚すると、軍による暫定政権が発足。民政移管は実現しておらず、現在、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の制裁下にある。

 ショゲル・コカラ・マイガ(Choguel Kokalla Maiga)暫定首相は15日放送された国営テレビのインタビューで、ケイタ氏の統治は汚職と責任逃れに終始したと非難していた。(c)AFP