【1月16日 AFP】テニス、シドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)は15日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)は6-3、6-3でワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下して優勝を飾った。

 世界ランキング20位のカラツェフは、27本のウイナーを記録するなどほぼ完璧な内容で、通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るマレーを1時間32分で退け、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)での再びの上位進出を予感させた。

 昨年の全豪でカラツェフは、グランドスラムの本戦デビューにして4強入りを果たすという1968年のオープン化以降では初の快挙を成し遂げた。

 マレーの2019年以来となるタイトル獲得を阻んだ28歳のカラツェフは、自信を深めてメルボルンパーク(Melbourne Park)に乗り込む。全豪1回戦でカラツェフは、世界72位のハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)と戦う。

 一方、敗れたマレーは表彰式で「3年ぶりに決勝の舞台に戻ってきた。長い道のりだった」と感傷に浸った。

 17日に開幕する全豪のワイルドカードを獲得しているマレーは、状態を上げて計5回準優勝している大会を迎える。

 全豪初戦でマレーは、3セットマッチとなった今大会2回戦で勝利した第21シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)と戦う。(c)AFP