【1月15日 AFP】テニス、シドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)は14日、男子シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-7 (6-8)、6-4、6-4で大会第4シードのライリー・オペルカ(Reilly Opelka、米国)を撃破し、2019年以来の決勝進出を果たした。

 通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る元世界ランク1位のマレーは、長身のオペルカを相手にこの日も並外れたプレーを披露し、優勝した3年前のヨーロピアン・オープン(European Open 2019)以来となる4連勝をマークした。

 現在世界135位で、次週の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)にもワイルドカードで出場するマレーは、5度の決勝進出を誇る同大会に向けて、ここまでの戦いぶりが自信になっているという。

 股関節の手術を受けて現役を続行している34歳は、「優勝でシーズンをスタートできたら驚きだ。すでにこの1週間は大満足なものとなっている」と話し、「昨年などから考えれば大きな前進だ」と手応えを口にした。「あしたは47回目の優勝を目指す。試合ごとにプレーが良くなっているし、さらにレベルを上げたい」

 決勝の相手はトップシードのアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)に決まった。カラツェフは第3シードのダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)と3時間以上の激闘を繰り広げた末に6-3、6-7(13-15)、 6-3で勝利した。

 女子シングルスの準決勝では、第3シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)がマッチポイントを7本しのぎ、第4シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)との激戦を0-6、6-4、7-6(14-12)で制した。

 決勝でクレイチコバと対戦する第5シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)は、世界26位のダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)に6-2、6-2で快勝した。(c)AFP