【1月13日 AFP】フィリピン南部で、宴会に向かう約50人を乗せた小型トラックが転覆事故を起こし、子どもを含む少なくとも11人が死亡した。警察が13日、発表した。

　トラックは12日、延期されていたクリスマスパーティーに参加する人々を乗せて、ミンダナオ（Mindanao）島のビーチリゾートに向かっていた。

　約50人のほとんどが屋根のない荷台部分に乗っていた。下り坂でブレーキが故障したとみられ、制御不能となったトラックは道を外れ木に衝突した。

　バリンガサグ（Balingasag）警察署長によると、トラックはさらに岩場の上で上下逆さまの状態になった。3歳児を含む11人が死亡したほか、3人の死亡確認が行われているという。

　この他、子ども12人を含む多数がけがをした。運転手も負傷し、手当てを受けた後に逃走を試みたが逮捕された。後日訴追される見通し。

　フィリピンでは、運転手による法令違反に加え、車両の整備不良や過積載が目立ち、死亡事故が頻発している。(c)AFP