【1月13日 AFP】スペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2022)は12日、サウジアラビア・リヤドで準決勝が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は延長の末にFCバルセロナ(FC Barcelona)に3-2で勝利し、「エル・クラシコ(El Clasico)」で5連勝を収めて16日の決勝に駒を進めた。

 ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のゴールで先制したレアルはルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)に同点弾を許すも、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の得点で逆転に成功。その後、アンス・ファティ(Ansu Fati)に同点ゴールを許して試合は延長戦に突入したが、フェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)が決勝点をマークした。

 熱戦を制したレアルは、13日に行われるアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)対アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦の勝者と対戦する。

 レアルのクラシコ5連勝は予想されていた通りで、両クラブの対戦で一方が同様の成績を残したのは、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)元監督が率いていたバルセロナがレアルに5-0で大勝した2010年以来となった。

 レアルで最も強力なアタッカーコンビであるベンゼマとビニシウスがそれぞれゴールを奪ったことも、途中出場となったバルセロナのファティが2か月ぶりの公式戦でネットを揺らしたこともサプライズではなかった。

 しかし、リーグ戦で首位レアルに17ポイント差をつけられている若手主体のバルセロナが、終始レアルを押し込み、ファティが終盤に同点弾を決めた後の10分間は、決勝に進出する可能性が高そうだったのは驚きだった。

 バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、この一戦がチームにとって「試験」になると述べており、敗れはしたものの、合格という結論を下さないのは酷だろう。

 バルセロナでは、17歳のガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')、19歳のペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)とファティ、20歳のアブデ・エザルズリ(Abde Ezzalzouli)とニコ・ゴンサレス(Nico Gonzalez)、21歳のフェラン・トーレス(Ferran Torres)、22歳のロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)がピッチに立った。(c)AFP