【1月11日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2021-22)は10日、3回戦の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はアストン・ビラ(Aston Villa)に1-0で勝利。待望の白星で4回戦に駒を進めたものの、ユナイテッドのラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)暫定監督は、完璧な状態には程遠いと認めた。

 ユナイテッドはスコット・マクトミネイ(Scott McTominay)が8分にこの試合唯一のゴールを決めたが、対するビラは多くのチャンスを決めきれず、後半にはダニー・イングス(Danny Ings)の同点弾がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって認められなかったことを悔やむ結果となった。

 ホームで低調なパフォーマンスを見せ、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に0-1で敗れたユナイテッドのチーム内には、この1週間不穏な空気が漂っており、ラングニック暫定監督はなんとしても立て直しが必要だった。

 ラングニック暫定監督は、試合に出場できるコンディションではなかったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を外す大きな決断を下した。

 それでもなんとか逃げ切ってチャンピオンシップリーグ(2部)に所属するミドルスブラ(Middlesbrough FC)が待つ4回戦に進出したものの、パフォーマンスはほとんど改善されていなかった。

 ラングニック暫定監督は「完璧な試合だったと言っても、誰もそんなことは信じないだろう。もちろんそうではなかった」とコメントした。

「成長できる部分がまだたくさんあるが、きょうはクリーンシートが重要だったし一致団結してプレーできた。改善する点は多いが、1-0で勝ったことで、そうしていくことがより簡単になった」 (c)AFP/Kieran CANNING