【1月8日 AFP】来月開幕する北京冬季五輪の開閉会式の総合演出を中国の映画監督チャン・イーモウ(張芸謀、Zhang Yimou)氏(71)が務めることになった。国営新華社(Xinhua)通信が7日に報じた。チャン氏は2008年の北京夏季五輪でも開閉会式の演出を担当した。

 チャン氏は『紅いコーリャン(Red Sorghum)』、『紅夢(Raise the Red Lantern)』、『英雄(HERO)』などの作品で知られる著名な映画監督。

 新華社通信のインタビューでチャン氏は、1万5000人のパフォーマーが参加した14年前の式典と比べると新型コロナウイルスの感染拡大と寒さにより規模は縮小され、今回のパフォーマーは約3000人になると明らかにした。

 一方で、式は「非常に革新的」なものになると強調。聖火の点火については「大胆なアイデア」を生かし、「環境保護や低炭素」といったコンセプトを取り入れたものになると述べた。

 中国は今週、選手や関係者が入る隔離環境「バブル」の運用を開始。何千人という選手やコーチ、五輪関係者、ボランティアはバブルにしばらくこもり、外の世界との物理的な接触が遮断される。

 バブルに入るにはワクチン接種を完了するか入国後21日間の隔離が必要で、中では毎日の検査とマスクの常時着用が義務付けられる。(c)AFP