【1月11日 AFP】スペイン領カナリア諸島(Canary Islands)のラパルマ(La Palma)島で昨年9月に始まった火山噴火について、当局が12月25日に終息宣言を行ったことを受け、先週、避難住民のうち1000人が帰島を許可された。

 島民は早速、自宅で火山灰の除去作業を始めた。だが、出入り口や通路が火山灰でふさがれ、水道管も溶岩で破損していたため、自宅での生活に戻れるようになるまでにはさらに時間がかかるとみられる。

 避難を余儀なくされた住民は約7000人に上る。溶岩流は家屋1300棟以上を破壊し、溶岩がバナナ農園やブドウ畑を含む約1250ヘクタールの土地を覆った。(c)AFP