【1月7日 AFP】世界保健機関(WHO)は6日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」は世界中の人々を死に至らしめており、軽度とみなすべきではないと警告した。

 オミクロン株は、多くの国でこれまで主流だった「デルタ株」に置き換わる形で急速に広まっている。

 記者会見したテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、「特にワクチン接種者には、オミクロン株はデルタ株に比べて重症度が低いとみられるが、だからといって軽度と分類されるべきではない」と述べ、従来株と同様に入院・死亡者が出ていると指摘。感染者数が記録的に増加することで、世界中の医療体制が逼迫(ひっぱく)していると述べた。(c)AFP/Robin MILLARD