【1月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が4日、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督が率いる現チームでのプレーに「満足していない」と話したことについて、「申し訳ない」と謝罪した。

 ルカクは今季開幕前、クラブ史上最高額の9800万ポンド(約153億円)の移籍金で、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から若手時代に3シーズン在籍した古巣のチェルシーへ復帰したが、けがや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で苦しいシーズンを過ごしていた。

 そして、昨年12月に収録され、同月30日に放送された伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)のインタビューで、ルカクはトゥヘル監督政権下のチェルシーへの不満を口にし、インテルに戻りたいと発言。これを受けてトゥヘル監督はルカクを今月2日のリバプール(Liverpool FC)戦のメンバーから外していた。

 しかし、ルカクはクラブの公式ウェブサイトで「ファンの皆さんへ、騒ぎを起こしてしまって申し訳ない」と謝罪した。

「もちろん、ここから信頼を取り戻せるかは自分次第だし、日々練習で、また試合で全力を尽くしてクラブへの献身を証明し、チームの勝利に貢献したい」

「また監督とチームメート、役員会にも謝罪したい。時期もよくなかったと思っている」

「ここから前進して、チームが勝ち始められるように、また自分がチームのために最高のパフォーマンスを見せられるようにしていきたい」

 インタビューについては「正直なところ、もっとはっきりしたメッセージを発信するべきだったと思っている」と話した。

「あのインタビューはインテルのファンにお別れを言うためのもので、(チェルシーの)ファンやクラブ、オーナー、チームメート、技術スタッフに失礼なことをするつもりはなかった」

 ウェブサイトでの謝罪に先立って、トゥヘル監督も謝罪を受け入れたことを明かしており、ルカクは5日に予定されているトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)準決勝第1戦に出場できる状態にある。(c)AFP