【8月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー（Chelsea）は12日、イタリア・セリエAのインテル（Inter Milan）に所属するロメルー・ルカク（Romelu Lukaku）の獲得を発表した。ルカクはクラブ史上最高額の9700万ポンド（約148億円）と伝えられる移籍金で、7年ぶりにスタンフォード・ブリッジ（Stamford Bridge）に復帰する。

　昨季、インテルを11シーズンぶりのスクデット（リーグ制覇）に導いたルカクだったが、クラブは財政問題のため、チェルシーに選手を売却せざるを得なかった。

　5年契約を結んだルカクは「この素晴らしいクラブに戻ることができて幸せだし、恵まれている。自分にとって長い旅路だった。若い頃ここに来たときは学ぶことがかなりあったが、多くの経験を積み、より成熟して帰ってきた」とコメントした。

　インテルでの2シーズンで公式戦64ゴールを決めてクラブのヒーローになったルカクは、マンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）やエバートン（Everton）、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン（West Bromwich Albion、WBA）などで113ゴールを決めており、すでにプレミアリーグでもその力を証明している。

　これまでのルカクのキャリアで唯一の汚点は、15試合に出場して無得点に終わったチェルシーでの最初のシーズンとなっている。(c)AFP/Kieran CANNING