【1月5日 AFP】昨夏に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に心停止で倒れ、それからペースメーカーを装着しているデンマーク代表のクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が、4日に放送されたインタビューの中で、W杯カタール大会(2022 World Cup)出場を目指していると明かした。

 イタリア・セリエAでは心臓ペースメーカーを入れた選手のプレーが禁じられているため、エリクセンは昨年12月に所属先のインテル(Inter Milan)と双方合意の上で契約を解除した。

 デンマーク放送協会(DR)で今週放送される長編インタビューのダイジェスト版で、エリクセンは「サッカーをプレーしたい。しない理由なんてない」と語った。

「彼ら(医師)は問題ないと、『良い』と言っている。だから全てが安定していて、またサッカーをしていいという許可が出たような感覚」

 今年11月から12月にかけて行われる「W杯カタール大会に出場することが目標」だと話したエリクセンは、「選ばれるかどうかはまったく別物だが、復帰できる」と付け加えた。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でも活躍したエリクセンは、昨年6月12日に行われた欧州選手権グループステージ初戦のフィンランド戦で卒倒し、ピッチ上で蘇生処置を受けた。(c)AFP