【1月4日 CGTN Japanese】中国国家宇宙局(CNSA)は1日、中国初の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」が火星から送信してきた画像を公開しました。

 画像には、周回機と火星のツーショット、周回機の一部のアップ、火星の北極冠、火星探査車「祝融(Zhurong)」が撮影した火星の地表などが含まれています。

 火星の北極冠の画像では、氷結した二酸化炭素(ドライアイス)と水の氷に覆われた白い大地、および濃い赤色の地表が見られます。堆積と融解の繰り返しにより、北極点を中心にしたらせん状の地形となっていることが分かります。

 昨年12月31日までに、「天問1号」の周回機は軌道上を526日間運行し、地球から約3億5000万キロ離れた位置を飛んでいます。また、火星探査車「祝融」は火星の表面で225火星日(1火星日は約24時間39分)活動しており、走行距離は1400メートルを超えています。

 中国初の火星探査は計画通りに行われており、これまでに約560GBのデータを地球に送信し、各機器の状態は良好で正常に機能しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News