【11月20日 CGTN Japanese】最近になり、中国人宇宙飛行士が宇宙ステーションで食事をする動画がインターネットで話題となっています。動画を見た多くのネットユーザーが、「お腹がすいちゃったよ」「神舟13号(Shenzhou-13)の飛行士が宇宙で春節(旧正月)を迎える初めての中国人だ。ギョーザは食べられるのか」といったメッセージを書き込みました。

 中国の宇宙ステーションの宇宙食は120種以上あるので、飛行士は1週間の毎曜日、違う物を食べることができます。有名なものはキノアとモクセイのおかゆ、ココナツパン、大根の漬物、五目チャーハン、ししとうジャガイモ炒め、白菜牛肉スープ、ピリ辛マグロ、クリーム鶏肉、味付け砂肝、ユーシァンロース(魚香肉絲、豚肉の千切りなどのピリ辛炒め)、ゴンバオジーディン(宮爆肉丁、鶏肉や落花生の炒め物)、牛肉の黒コショウ炒め、羊肉のピリ辛炒め、ガチョウの胡椒・花椒風味、発酵タケノコのピリ辛炒め、マーボー風味干し豆腐などです。

 中国の宇宙飛行士が飛行中に特に好むのはザーサイ、ユーシァンロース、ゴンバオジーディンで、神舟5号の時から今も変わらず人気メニューとのことです。 

 その理由は、宇宙飛行の際には人間の頭は地上にいる時よりも多くの血流が必要で、鼻腔内も充血するので、ちょうど鼻づまりの時と同様に、地上にいる時と比べて味覚が鈍感になるので濃い味のものが好まれるとのことです。 

 神舟13号の飛行期間中、飛行士は宇宙で春節を過ごす予定です。中国人は春節を迎えるにあたってギョーザを食べる習慣があるので、メニューにはギョーザも加えられました。餡(あん、具材)には豚肉と白菜、サワラ、金針菜の3種があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News