【1月4日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)は3日、グループステージが豪シドニーで行われ、グループDのギリシャは右肘の手術を受けてから初めてのシングルスに臨んだステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas)が7-6(7-5)、3-6、3-6でアルゼンチンのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman)との激戦に競り負けた。

 世界ランキング4位のチチパスは、イタリア・トリノ(Turin)で行われた昨年11月のATPファイナルズ(ATP Finals 2021)を途中棄権して同月下旬に肘にメスを入れ、今月開幕する全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)で完全復調を目指している。

 第2試合のシングルスに登場した23歳のチチパスは、世界13位のシュワルツマンを相手に肘の違和感を多少見せながらも自由に動き回り、第1セットのタイブレークを制して絶好調な様子を見せていた。しかし、徐々に集中力を欠いて連続で5ゲームを落とし、第2セットを奪われた後はシドニーの多湿な夜の中で調子を取り戻すことはできなかった。

 対するアルゼンチンは、第1試合でフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis)が7-6(7-5)、6-1でミハイル・ペルボララキス(Michail Pervolarakis)を下して母国に1-0のリードをもたらし、完璧なシーズンスタートを維持した。

 午前中に行われた同組のカードでは、ポーランドがジョージアと対戦。第1試合ではカミル・マイフシャク(Kamil Majchrzak)が6-1、6-1のわずか52分でアレクサンドレ・バクシ(Aleksandre Bakshi)を一蹴する強さを見せた。

 第2試合では、世界9位のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz)が、この日コートに姿を現さなかったニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili)の代わりに、アレクサンドレ・メトレベリ(Aleksandre Metreveli)を迎え撃つことになった。

 昨年のマイアミ・オープン(Miami Open 2021)を制したホルカシュは、世界570位の格下を相手に苦戦を強いられたものの、リズムをつかむと6-7(5-7)、6-3、6-1で逆転勝利。これでポーランドが2連勝を収め、勝利を確定させた。

 計4グループの各組をトップ通過したチームがベスト4入りを果たす中、グループDでは5日に行われるポーランド対アルゼンチンの勝者が準決勝に駒を進める。

 一方、グループAではスペインがノルウェーと対戦。四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal)が欠場する中、第1試合に臨んだ33歳のベテラン選手ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)が奮起し、世界8位のキャスパー・ルード(Casper Ruud)を6-4、7-6(7-4)で破る番狂わせを演じた。

 スペインは第2試合でも、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta)が序盤から勢いに乗り、世界345位のビクトル・ドゥラソビッチ(Viktor Durasovic)を6-3、6-3のわずか1時間9分で一蹴。2連勝で勝利を収めた。

 同組のもう一つの対戦では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を欠くセルビアが1勝2敗でチリに敗れている。(c)AFP/Martin PARRY