【1月3日 AFP】アフガニスタンの情報機関は2日、強制捜査で押収したアルコール約3000リットルを首都カブールの運河に流して処分したと明らかにした。同国で実権を握るイスラム主義組織タリバン(Taliban)は、酒類を厳しく取り締まっている。

 情報機関が公開した映像には、工作員がドラム缶に入った酒を運河に流す様子が捉えられている。同機関はツイッター(Twitter)に「イスラム教徒はアルコールの製造・供給を絶たなければならない」と諭す宗教学者の動画を投稿した。

 酒が押収・処分された時期は不明。強制捜査では販売業者3人を逮捕したという。

 西側諸国が支援していた前政権も酒類の販売と飲酒は禁止していたが、イスラム教の厳格な解釈で知られるタリバンはより厳しい立場を取っている。(c)AFP