【12月31日 AFP】新型コロナウイルスの感染者が数日前から急増しているフランスで、変異株「オミクロン株」が主流になったことが、30日夜に発表された保健当局の週次集計で明らかになった。

 これによると、検査によりオミクロン株とみられる例が前週には15%だったのに対し、今週初めには62.4%となった。

 オミクロン株は感染力が極めて強いため、主流になることは想定されていた。英国やポルトガルなど、他の欧州諸国でもすでに主流になっている。

 フランスでは29、30日に感染者1922人が新たに入院。現在の入院患者は計1万8321人で、うち3500人以上が集中治療を受けている。累計死者数は12万3552人に上っている。(c)AFP