【12月31日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき30日にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルス新規感染者の7日間平均が、流行開始以来初めて100万人を超えた。

 感染力の高い変異株「オミクロン株」の感染急拡大を受けて、12月23~29日の世界の新規感染者は合計730万人以上、1日当たり104万5000人となり過去最多を更新した。これまで最多だった今年4月23~29日の1日当たり81万7000人を大きく上回った。

 世界の新規感染者は10月中旬から増加傾向にあり、前週比で44%増加した。

 新規感染者の85%以上は、オミクロン株の流行が特に深刻な欧州と北米で確認された。過去1週間に確認された新規感染者は、欧州が前週比36%増の402万2000人、北米が前週比83%増の226万4000人だった。

 一方、アジアは前週比12%減の26万8000人だった。

 世界の死者数は3週連続で減少しており、直近の7日間平均は6400人で、前週から6%減少した。死者数が最も多かったのは1月20~26日で、1日当たり1万4800人だった。(c)AFP