【12月29日 AFP】ケニア警察は28日、首都ナイロビの東方60キロの村で、2人がハイエナの群れに相次いで襲われて死亡したと発表した。

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 工業都市ティカ(Thika)近くの村で27日、男性が採石場での仕事を終えて帰る途中、ハイエナ約20頭の群れに襲われた。同行の男性は「すんでのところで難を逃れた」。

 それから24時間もたたないうちに、村の畑でハイエナに襲われたばかりとみられる人の頭蓋骨が見つかった。

 犯罪捜査部(DCI)によると、現場に急行した警察と野生動物保護当局が、頭蓋骨などの人骨と、破れて血で染まった衣服を確認した。ハイエナの足跡も見つかった。

 ケニアでは近年、都市化で人と野生動物の生活圏が重なり、野生動物が人里に迷い込む事例が増加している。(c)AFP