【12月29日 AFP】男子テニスのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は28日、来月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)を欠場すると発表した。「良い形で競技に戻るため」、当初予定していたけがからの復帰計画を先送りしたという。

 手首のけがで6か月の離脱を強いられているティエムによれば、アルゼンチンで同31日に開幕するコルドバ・オープン(Cordoba Open 2022)で実戦復帰する予定だという。

 28歳のティエムは、「チームとあらゆる問題について評価し、当初の大会スケジュールを少し変更することに決めた。良い形で競技に復帰するためには、これが適切な判断だと信じている」とコメントした。 

 すでに来週開幕する国別団体戦ATPカップ(ATP Cup 2022)の欠場を表明しており、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで今月行われたエキシビション大会にも出場しなかった。

 復帰はさらに先送りとなったものの、現在の手首は「申し分ない状態」で、「非常に良い強度で普通に」練習を行えるとしている。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)を制したティエムの世界ランキングは現在15位。全豪オープンでは昨年に決勝まで勝ち上がった。(c)AFP