【12月20日 AFP】男子テニスのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は19日、風邪を引いた影響により、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)の前哨戦として来月出場を予定していた国別対抗戦のATPカップ(ATP Cup 2022)を欠場すると発表した。

 2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)を制したティエムだが、現在はけがのため半年間実戦から離れている。前週はアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビでエキシビション大会に参加を予定していたが、欠場していた。

 現在世界ランク15位のティエムは、「ドバイ(Dubai)で風邪を引き、先週は練習ができなかった。そのため、ATPカップとシドニーでのATP 250には体のコンディションが間に合わない。6か月間も大会に出場していない中で、早く復帰しすぎて、さらにけがをするリスクは負えない」と説明した。

 その一方で、痛めていた手首の状態は「ほぼ100パーセント」に戻ったと明かし、「全豪オープン出場が目標であることに変わりはないが、最終的な参加の決断は12月末までに下す」と話した。

 全豪オープンは来年1月17日に開幕する。(c)AFP