【12月28日 AFP】サッカー元カメルーン代表のレジェンドで、今月同国サッカー連盟(FECAFOOT)会長に選出されたサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)氏(40)が、現役時代にスペインで100万ユーロ(約1億3000万円)近くの税金の未納があったと、地元当局が27日に明らかにした。

 エトー氏はスペインの税務当局が公表した60万ユーロ(約7800万円)以上の税金未納者と会社のリストに名前があった。同氏の未払い分は、98万1598.19ユーロ(約1億2770万円)とされた。

 税務当局の担当者はAFPの取材に対し、エトー氏の件に関する詳細は明らかにできないと答えた。

 アフリカ年間最優秀選手に4度選出されたエトー氏は、現役時代にレアル・マドリード(Real Madrid)やFCバルセロナ(FC Barcelona)など、スペイン1部リーグの複数クラブでプレー。

 2016年には、バルセロナ時代に肖像権収入に関連して390万ユーロ(約5億円)の脱税をしたとして、同国検察から起訴された。

 スペイン当局は近年、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)やポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)ら、有名サッカー選手の脱税行為を厳重に取り締まっている。(c)AFP