【12月27日 AFP】米国で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が拡大する中、ニューヨーク州保健局は子どもの入院件数が増えていると報告した。

 保健局は24日、ニューヨーク市では「12月5日から今週までにコロナ感染による18歳以下の入院件数が4倍に増えた」と発表した。入院した子どもの約半数がワクチン接種対象外の5歳未満だという。

 感染者数は全米で増加しており、ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、直近7日間平均の新規感染者数は19万人に迫っている。

 オミクロン株の感染拡大と旅行や帰省をする人の多い年末年始が重なったことで、検査希望者が殺到。各地で検査を受けるのが困難となっている。

 米政府のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)首席医療顧問は26日、検査態勢の不足を認め、来月には拡充すると約束した。(c)AFP