【12月25日 AFP】米ホワイトハウス(White House)の報道担当者は24日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の検出を受けて南アフリカなどアフリカ南部の国々に適用していた渡航制限を、今月31日に解除すると発表した。

 ホワイトハウスの報道担当のケビン・ムニョス(Kevin Munoz)氏がツイッター(Twitter)で明らかにした。ムニョス氏は「渡航制限のおかげでオミクロン株について理解する時間が得られ、既存のワクチン、とりわけ追加接種が有効であることが分かった」と強調し、制限の実施について擁護した。

 別のホワイトハウス高官は、オミクロン株がすでに米国内をはじめ世界各国・地域で確認されており、渡航制限の対象となっている国からの入国者が米国の感染状況に大きな影響を与えることはないだろうと述べている。

 米国が渡航を制限していたアフリカ南部の国は南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ(旧スワジランド)、モザンビーク、マラウイの計8か国。(c)AFP