【12月27日 AFP】21NFLは26日、第16週の試合が行われ、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)を擁するタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)はカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)に32-6で勝利。2007年シーズン以来となる地区優勝を決め、プレーオフの出場権を手にした。

 この日はロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)やカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)、アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)のプレーオフ進出も決まった。一方、ホームでバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)に21-33で敗れたニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のポストシーズン行きはお預けとなり、9勝6敗で並んだビルズに首位の座を明け渡すことになった。

 ナショナル・カンファレンス(NFC)南地区を制したバッカニアーズは2年連続のプレーオフ進出となるが、これはスーパーボウル(Super Bowl)を制した2002年シーズン以来となった。

 史上最多7度のスーパーボウル制覇を誇る44歳のブレイディはこれで自身13年連続のプレーオフ進出となり、キャリア通算では19度目となった。

 ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)を30-23で下したNFC西地区のラムズは、バッカニアーズ同様今季の成績を11勝4敗に更新し、2位アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)とのゲーム差を1としている。

 バイキングスが敗れたことで、前日にインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に敗れて10勝5敗となったカーディナルスのプレーオフ行きも確定した。

 今季NFL最高成績の12勝3敗を記録しているグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)、そしてダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)はすでにプレーオフ進出を決めている。そのため、NFCのプレーオフに進む7チームのうち5チームが確定しており、8勝7敗で並んでいるフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)とサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)が、他チームにとっては倒すべき相手となっている。

 ラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)がデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)を17-13で下したことで、カウボーイズはワシントン・フットボールチーム(Washington Football Team)との試合を前にNFC東地区の優勝が決まった。カウボーイズはワシントン・フットボールチームに56-14で勝利している。

 チーフスもピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を36-10で下し、アメリカン・カンファレンス(AFC)西地区6連覇を決めた。8連勝となったチーフスは、AFCのプレーオフ進出一番乗りとなった。(c)AFP