【12月26日 AFP】21-22NBAは25日、各地で試合が行われ、昨季ファイナル王者のミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は117-113でボストン・セルティックス(Boston Celtics)とのクリスマスゲームに逆転勝利した。

 バックスは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策規定による5試合の離脱から復帰したヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が後半だけで29得点を決めるなど、合計36得点を挙げ、新型コロナの影響で戦力が低下している相手に逆転で競り勝った。

 セルティックスはコロナによる離脱と、対策規定からは復帰したもののコンディションが整っていないと判断されたアル・ホーフォード(Al Horford)を合わせ、10人が起用できない状況で気持ちを見せたが及ばなかった。

 前日にドイツ出身PGデニス・シュレーダー(Dennis Schroder)がコロナの影響で離脱し、試合開催ぎりぎりの8人でゲームに臨んだセルティックスだったが、第1クオーターに14点をマークしたジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)の奮闘などで、王者相手に35-22とリードしてこのクオーターを終えた。

 その後もブラウンとジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)、マーカス・スマート(Marcus Smart)の3人で69点を稼ぎ出したセルティックスは、最大で19点差を築き、残り5分28秒の段階でも13点差を維持していた。

 しかしバックスは、残り1分29秒でアデトクンポのレイアップが決まって111-111の同点に追いつくと、ブラウンのフリースロー2本で再び勝ち越されたが、控えのウェズリー・マシューズ(Wesley Matthews)が残り30秒ほどのところで3ポイントシュートを沈め、この試合で初めて先行した。

 その後はクリス・ミドルトン(Khris Middleton)がフリースロー3本を成功させてリードを広げると、最後は終了間際にブラウンが放った3ポイントのリバウンドをアデトクンポが確保し、勝利をつかんだ。(c)AFP