【12月26日 AFP】次世代宇宙望遠鏡のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)が25日、仏領ギアナ(French Guiana)の宇宙センターからアリアン5(Ariane 5)ロケットで打ち上げられた。打ち上げは何度か技術的問題により延期されていた。

 大きさ・性能ともに史上最高とされるウェッブ宇宙望遠鏡は、1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)の後継。米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)による共同プロジェクトとなる。

 1か月後に地球から150万キロ離れた目標地点に到着の予定。宇宙が誕生した約140億年前の姿を探り、宇宙の起源や、太陽系外の惑星にも生命が存在するかに関する手掛かりを観測する。

 最初の観測は来年6月を見込んでいる。(c)AFP/Pierre CELERIER