【12月25日 AFP】フランスの元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバー、ジャン・アレジ(Jean Alesi)氏(57)の代理人弁護士は、同氏が妹の元交際相手の事務所の窓を大型の爆竹で損壊したことについて、「家族同士のいさかい」があったわけではないと否定していることを明らかにした。

 ティボー・ドモンブリアル(Thibault de Montbrial)弁護士はAFPの取材に対し、事務所の窓を破壊された建築家の男性はアレジ氏の義理の兄弟ではなく「妹の元恋人」で、妹と男性の間にはここ2年間にわたり「いさかいがない」と説明。「これは絶対に家族同士のいさかいなどではない」と強調し、男性とアレジ氏との関係も「友好的でいさかいがない」ものだと述べた。

 アレジ氏は捜査当局に対し、自らの行動は男性に対する単なる「悪い冗談」のつもりだったと説明していた。男性側は、アレジ氏との関係には「何ら問題がない」ものの、被害を届け出たと述べている。

 ニーム(Nimes)の検察当局によると、アレジ氏は「家族同士のいさかいで、人に危害を及ぼす手段により他人の所有物を損壊した」罪で2023年にニームで裁判を受け、同氏の息子も共犯の罪に問われる見通し。(c)AFP