【12月24日 AFP】英保健安全保障庁(UKHSA)は23日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染した人の入院リスクについて、これまで主流だった「デルタ株」に比べ最大で70%低いと発表した。

 同庁は、国内のオミクロン株感染者に関する最新データとして、救急外来を受診する事例がデルタ株と比較して31~45%少なく、入院に至る可能性は50~70%低いと推定されると説明。ただし、オミクロン株感染に伴う入院事例は限られているため、「暫定的な推定であり、不確実性も高い」と注意を促している。

 オミクロン株による入院はこれまでに132例あり、うち40%以上がロンドンの事例。入院に至った人のうち、17人はワクチンの追加接種(ブースター接種)を終えていた。74人は2回接種し、27人は未接種だった。

 英国ではオミクロン株により感染者が急増しており、23日の新規感染者数は11万9789人で、前日に続き過去最多を更新した。(c)AFP