【12月23日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)のギャリー・ベットマン(Gary Bettman)コミッショナーは22日、新型コロナウイルスの流行による影響を理由に、同リーグの選手は来年2月の北京冬季五輪に参加しないと発表した。

 各クラブ内で感染者が相次ぎ、50試合が延期される事態となっていたNHLはこの日、今シーズンを停止。延期された試合は、北京五輪の開催期間と重なる2月6~22日に行う予定だ。

 ベットマン氏は「残念ながら、ここ最近のコロナ関連の出来事によってNHLの通常シーズン日程に大きな乱れが出ている(12月23日までですでに50試合が延期されている)ことを踏まえると、五輪参加はもはや不可能だ」と説明している。

 NHLのスター選手が不在となることで、2022年大会も18年の平昌冬季五輪と同様に、各国代表のメンバーはマイナーリーグの選手や引退した選手が占める形になる見通し。(c)AFP