【12月22日 AFP】イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相は21日、専門家委員会の勧告に基づき、60歳以上と医療従事者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を実施すると発表した。

【図解】新型コロナウイルスワクチンの信頼度

 イスラエルは変異株「オミクロン株」の感染防止対策に苦慮しており、ロックダウン(都市封鎖)を避けつつ渡航制限などを実施している。

 ベネット氏はツイッター(Twitter)で「4回目接種の準備を直ちに進めるよう命じた」として、「世界がわが国に続くだろう」と述べた。

 報道官によると、4回目接種を実施する国はイスラエルが初めて。

 これに先立ちベネット氏は、専門家委員会の推奨勧告を「素晴らしい知らせ」だと歓迎し、「世界を巻き込むオミクロン株の流行を切り抜ける助けとなるだろう」と語った。

 保健省によると、4回目接種は免疫不全者も対象となり、3回目との接種間隔は4か月以上となる。(c)AFP/Jonah MANDEL